予実管理ダッシュボードを作成する

510-10 | 予実管理

完成イメージ

予実管理ダッシュボード

  • 予実状況を可視化するアプリ(アプリのカスタマイズ一覧に表示して使う)
  • ここでは、2つのアプリのデータを可視化している

データアプリ

予算実績(部門別)

  • 予算と実績を部門別に管理するアプリ
  • 勘定科目・日付ベースにレコードを持っている

予算実績(全社)

  • 全社の予算と実績を管理するアプリ
  • 年月単位にレコードを持っている

1.ゲージで予算の消化率を表示する

予算実績(全社)アプリのデータを元にグラフを作成します。

  1. ゲージをグラフエリアにドラッグ&ドロップで配置し、予算実績(全社)アプリを選択する
  2. 目標値に「予算」を、値に「実績」を配置する

目標値との比較方法を設定する

  1. グラフをクリックしてタブを「デザインタブ」に切り替える
  2. 右側にある設定タブを「書式」に切り替え、ドロップダウンのリストから「ナンバー」を選択する
  3. 比較方法で「値の比率」を選択する

数値の書式を変更する

  1. 書式タブ内にあるグラフマークのアイコンをクリックする
  2. 「書式」の設定で、数値が桁区切りで表示されるように設定する

グラフのタイトルを変更する

  1. グラフのタイトルをダブルクリックすると画面右側に設定のエリアが表示される


  2. 「タイトル」という項目に「消化率」と入力してグラフのタイトルを変更する

ワンポイント

以降の設定でも同様の手順でグラフタイトルを変更します。ピボットテーブル、テキスト、スライサー、ナンバーはタイトルを設定できません。

2.予算達成率を部ごとに可視化する

ナンバーというグラフ種で各部の予算達成率を可視化します。

  1. ナンバーを選択してドラッグ&ドロップの操作で配置する
  2. アプリ選択のポップアップでは、予算実績(部門別)を選択する

  3. 目標値に「予算」フィールドを、値に「実績」フィールドを配置する

値の比較方法を変更する

  1. グラフをクリックしてタブを「デザインタブ」に切り替える
  2. 右側にある設定タブを「書式」に切り替え、ドロップダウンのリストから「ナンバー」を選択する
  3. 比較方法で「値の比率」を選択する

対象とするデータを第1営業部に絞り込む

  1. 右側に表示されている設定のタブを「フィールド」に切り替える
  2. 「フィルタ」をクリックしてグラフが表示するデータの絞り込みを行う

  3. 次のように設定する
    部門 次のいずれかを含む 第1営業部

グラフタイトルを変更する

グラフのタイトルを「第1営業部」に変更する

第2営業部、第3営業部のグラフを同様に作成する

  1. 第1営業部のグラフを右クリックして「コピー」を選択する

  2. グラフ配置エリアで右クリックをして「貼り付け」を選択する

  3. 第1営業部のグラフが複製された

  4. グラフタイトルを「第2営業部」に変更する

  5. フィルタ機能を使い、グラフの表示対象データを「第2営業部」に変更する

同様の手順で第3営業部のグラフを作成します。

3.複合グラフで年月ごとの予実状況を可視化する

  1. 複合グラフをドラッグ&ドロップで配置し、データアプリに予算実績(全社)を選択する


  2. 軸と値にそれぞれフィールドを設定する
    ・軸:四半期、月(日付フィールドを展開して表示される項目を選択する)
    ・値:予算、実績、消化率

消化率を折れ線で表示する

消化率を折れ線グラフで表示するために設定を加える

  1. リボンのメニュー内にある「グラフ種の変更」をクリックする


  2. 消化率のグラフ種を折れ線に変更する
  3. 消化率はほかの2つと比較して値の規模感が違うため、第二軸にチェックを入れる

  4. 設定後はこのような画面になる

4.ピボットテーブルで予算の状況を可視化する

ピボットテーブルで予算・実績・消化率を科目単位に可視化します。

  1. ピボットテーブルをドラッグ&ドロップで配置し、データアプリに「予算実績(部門別)」を選択する


  2. 行と値をそれぞれ次のように設定する
    ・行:部門、勘定科目
    ・値:予算、実績、差異、消化率


  3. グラフ上で(合計)という文字列が表示されるため、各フィールドのタイトルを調整する


  4. 値に設定したフィールド横の表示されている歯車マーク→設定の順にクリックする


  5. 名前の指定に「予算」と入力する


  6. 他のフィールドも同様に設定するとこのように表示される

ピボットテーブルのグラフタイトルを作成する

ピボットテーブルはほかのグラフ種のようにグラフタイトルを作成することができないため、ここではテキストを使用してタイトルの代わりに使用します。

  1. テキストをピボットテーブルの上の辺りに配置する

  2. ここでは「営業部門 交際費利用状況」とタイトルを設定する

5.円グラフで部門構成比を可視化する

円グラフで部門ごとの構成比を可視化します。

  1. 円グラフをドラッグ&ドロップで配置し、データアプリに「予算実績(部門別)」を選択する


  2. 凡例に「部門」フィールドを、値に「実績」フィールドを配置する


  3. グラフのタイトルを「部門構成比(実績)」に変更する

6.横棒グラフで年度ごとの科目の構成比を可視化する

横棒グラフで各科目ごとにどのくらいの割合で予算を消化しているのか年度ごとに可視化します。

  1. 横棒グラフ(100%積み上げ横棒)を配置し、データアプリに「予算実績(部門別)」を選択する


  2. 次のように各フィールドを配置する
    ・凡例:勘定科目フィールド
    ・軸:年度フィールド
    ・値:実績フィールド


  3. グラフのタイトルを「科目構成比(実績)」に変更する

ここまでの設定でダッシュボードの作成が完了です。アプリを更新して実行画面での動作を確認してみてください。

サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdashboard-drill/db510-10budgetmanagement.zip